天気さん
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「あなたは雨が嫌いですか?」
雨さんは人間様にそうききました。
「雨は嫌いではありませんが、晴れほどで好きではありません」
人間様は不機嫌な顔でこたえました。
雨さんはそうですかとしょぼくれた顔をしました。
雨さんは晴れさんに役割を変わって欲しいと頼みました。
「人間様が雨は嫌いだというので、一度、晴れさんと役割を交代させてもらえませんか?」
晴れさんはニコニコした顔で承諾しました。
雨さんは太陽になり、ギラギラと輝き、人間様に暖かさを与えました。
人間様は手団扇をし、あついと文句を言っては雨を降らしてくれと懇願しました。
晴れさんは雨を降らしました。
人間様は服がずぶ濡れになると、すかさず、どうして、雨を降らしたんだと大声で言いました。
天気よりも人間の心のほうが我が儘で他人の気持ちを考えないのでした。
雨さんは人間様にそうききました。
「雨は嫌いではありませんが、晴れほどで好きではありません」
人間様は不機嫌な顔でこたえました。
雨さんはそうですかとしょぼくれた顔をしました。
雨さんは晴れさんに役割を変わって欲しいと頼みました。
「人間様が雨は嫌いだというので、一度、晴れさんと役割を交代させてもらえませんか?」
晴れさんはニコニコした顔で承諾しました。
雨さんは太陽になり、ギラギラと輝き、人間様に暖かさを与えました。
人間様は手団扇をし、あついと文句を言っては雨を降らしてくれと懇願しました。
晴れさんは雨を降らしました。
人間様は服がずぶ濡れになると、すかさず、どうして、雨を降らしたんだと大声で言いました。
天気よりも人間の心のほうが我が儘で他人の気持ちを考えないのでした。
青春
公開:19/08/16 23:04
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