アレルギーポイント
3
6
朝6時半、私はいつものように歯を磨き、コーヒーを飲んだところで意識が遠のいた。
次に目が覚めたのは午前十時。会社は遅刻だ。慌ててベッドを出ようとする私を看護師が制した。年の離れた彼女は、ほっと溜息をつきながら、
「あなたのアレルギーポイントが一万ポイントたまりました。」
はて?アレルギーなんか持ってたは覚えはないが・・・
「最初はみんなそう言うのです。あなたの場合、コーヒーもありましたが、他にもあるみたいですね。例えばコーヒーは1ポイントですが、かなりのスピードで貯まってるようですし。」
私は、病室の壁にある張り紙に目を向けた。一万ポイントの欄には『漆・甲殻類』と書かれている。
「かなりたまっていますので、今なら漆か甲殻類アレルギーと交換できますよ?今交換されますか?」
ふざけるな。と叫んだ私に彼女は付け足した。
「このまま貯めてもいいのですが、あと2万ポイントであなたは・・・」
次に目が覚めたのは午前十時。会社は遅刻だ。慌ててベッドを出ようとする私を看護師が制した。年の離れた彼女は、ほっと溜息をつきながら、
「あなたのアレルギーポイントが一万ポイントたまりました。」
はて?アレルギーなんか持ってたは覚えはないが・・・
「最初はみんなそう言うのです。あなたの場合、コーヒーもありましたが、他にもあるみたいですね。例えばコーヒーは1ポイントですが、かなりのスピードで貯まってるようですし。」
私は、病室の壁にある張り紙に目を向けた。一万ポイントの欄には『漆・甲殻類』と書かれている。
「かなりたまっていますので、今なら漆か甲殻類アレルギーと交換できますよ?今交換されますか?」
ふざけるな。と叫んだ私に彼女は付け足した。
「このまま貯めてもいいのですが、あと2万ポイントであなたは・・・」
その他
公開:19/08/16 07:33
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