ちちんぷいぷい
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稲荷神社に毎月いなり寿司を持ってお参りに来るおじいさんとおばあさんがいました。二人はいつもお供えした後にそこで食べてから帰るのです。
「母ちゃん、あれは何?」
「あれはいなり寿司という物だよ。」
「いい匂いだなあ。一つもらってもいいかしら?」
「ダメダメ。あれはお稲荷様にお供えしてある物だもの。」
「どうすれば食べられるの?」
「しっかり修行してお前もお稲荷様のように立派な狐になったらね。」
それから子狐は毎日毎日一生懸命修行に励みました。
ちちんぷいぷいくるりんパ!
ちちんぷいぷいぐるりんホイ!
でもなかなか上手になりません。
おじいさんとおばあさんがお参りにやって来たある日、とうとう我慢できなくなった子狐は大きな声で呪文を唱えました。
「ちちんぷいぷいお稲荷さん!」
あらまあ!
おじいさんとおばあさんの目の前にしっぽの生えた大きないなり寿司がドサンと落ちてきましたとさ。
「母ちゃん、あれは何?」
「あれはいなり寿司という物だよ。」
「いい匂いだなあ。一つもらってもいいかしら?」
「ダメダメ。あれはお稲荷様にお供えしてある物だもの。」
「どうすれば食べられるの?」
「しっかり修行してお前もお稲荷様のように立派な狐になったらね。」
それから子狐は毎日毎日一生懸命修行に励みました。
ちちんぷいぷいくるりんパ!
ちちんぷいぷいぐるりんホイ!
でもなかなか上手になりません。
おじいさんとおばあさんがお参りにやって来たある日、とうとう我慢できなくなった子狐は大きな声で呪文を唱えました。
「ちちんぷいぷいお稲荷さん!」
あらまあ!
おじいさんとおばあさんの目の前にしっぽの生えた大きないなり寿司がドサンと落ちてきましたとさ。
その他
公開:19/08/13 22:37
のんびりゆるぅり書いてみたいと思います。
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