記念日は渋谷で
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「ねえ、あなた。覚えてる?」
「ん、何を?」
妻が指をさしたのは、SHIBUYA TSUTAYAの店先であった。私と妻はスクランブル交差点を渡りきり、SHIBUYA TSUTAYAの店先で向かい合った。
「確か、この位置だったよね」
妻が頷いた。
「もう二十年か」
私は足元を見つめ、当時履いていた流行りの靴を思い出そうとした。
「もう直ね」
妻が私にそう言った。
「何だろう、この感覚」
私は来年に控えている、娘の結婚式へ思いを募らせた。
「思えば、令和って。年末年始も、式当日の四月二八日という日時も初めて迎えるんだよね」
妻がそう言って、私の着ているジャケットを整えてくれた。
「ん、何を?」
妻が指をさしたのは、SHIBUYA TSUTAYAの店先であった。私と妻はスクランブル交差点を渡りきり、SHIBUYA TSUTAYAの店先で向かい合った。
「確か、この位置だったよね」
妻が頷いた。
「もう二十年か」
私は足元を見つめ、当時履いていた流行りの靴を思い出そうとした。
「もう直ね」
妻が私にそう言った。
「何だろう、この感覚」
私は来年に控えている、娘の結婚式へ思いを募らせた。
「思えば、令和って。年末年始も、式当日の四月二八日という日時も初めて迎えるんだよね」
妻がそう言って、私の着ているジャケットを整えてくれた。
その他
公開:19/11/11 11:11
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