空の上の赤いポスト
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辺り一面真っ白の世界。
気づけばそこは、空の上だった。
私は周囲に広がる雲を見てボソリと呟く。「泡立て過ぎた時の、固めの生クリームみたい…」
そう思うのは私だけなのかな?
そんな中で、一つだけ赤いポストが置いてあることに気がついたのは、今からどのくらい前だったっけ。それはまるで、ひっそりと息をしているかの様だった。
「こんにちは、また今日もお手紙を出すんですか?」
私は、かれこれ5回程は見かけたであろうお婆さんに声を掛ける。
『こんにちは。そうさね、孫のことが心配でね〜』
お婆さんは柔らかく微笑むと、赤いポストの中へと手紙を投函した。
辺り一面雲だらけのこの場所で、どうやって手紙を書くのかって?それがね、書こうと思ったら必要な物がその場にポンッと出てきてくれるのよ。
(私も書こうかな〜)
「生き残った家族が、幸せでありますように…」
私は、願いを込めて投函した。
気づけばそこは、空の上だった。
私は周囲に広がる雲を見てボソリと呟く。「泡立て過ぎた時の、固めの生クリームみたい…」
そう思うのは私だけなのかな?
そんな中で、一つだけ赤いポストが置いてあることに気がついたのは、今からどのくらい前だったっけ。それはまるで、ひっそりと息をしているかの様だった。
「こんにちは、また今日もお手紙を出すんですか?」
私は、かれこれ5回程は見かけたであろうお婆さんに声を掛ける。
『こんにちは。そうさね、孫のことが心配でね〜』
お婆さんは柔らかく微笑むと、赤いポストの中へと手紙を投函した。
辺り一面雲だらけのこの場所で、どうやって手紙を書くのかって?それがね、書こうと思ったら必要な物がその場にポンッと出てきてくれるのよ。
(私も書こうかな〜)
「生き残った家族が、幸せでありますように…」
私は、願いを込めて投函した。
ファンタジー
公開:19/11/11 18:00
更新:19/11/11 17:46
更新:19/11/11 17:46
初めまして、りなりると申します*
普段は社会人として普通に働いています。
空いた時間にこちらで小説を投稿しつつ、
コバルト文庫やオレンジ文庫主催のコンテストに応募するための作品も別の所で制作しています。コメントやアドバイスなどありましたら是非お願い致します!今後の参考にさせて頂きます。⚠誹謗中傷はおやめ下さい
ファンタジー、恋愛、青春ものを主に書いていきます*
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