黄色いもふもふ

散歩中、道の端をもふもふ這っていた。鮮やかな黄色に光る、体長２ｃｍくらいの、モップの妖精もどき。可愛かったので、しばらく追い掛けてみた。
必死に逃亡を図るものの、人間ＶＳ毛虫なので一歩で追い付く。這う。這う。追い付く。這う。這う。這う。追い付く。毛足の長いもふもふを撫でたくて仕方ないが、さすがに気の毒だ。とりあえず追うに留める。
這う這う這う…スピードが上がった。這う這う這々々々……追い付けない。まさかの毛虫に置いてきぼり。何てヤワな心肺だ自分。息を切らしつつ消えたもふもふを探していると、後ろから聞き覚えのある轟音が。
近年稀な黄色い散水車＆ブラシ車に追い掛けられ、逃げる私。もふもふめ、さっきの報復か。ちょっぴり肝を冷やしつつどうにか逃げ切り、帰って調べる。
リンゴドクガ。名前の通りリンゴなどを餌にする蛾。リンゴは毒牙に掛けても、名前に反して毒は無いらしい。
よし次は撫でる、と懲りない私。