頭の中の殺し屋

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殺される。二人組の黒い服を着た、身長がニメートルはあろうかという大男に、渋谷の街中を追いかけられている。必死だった。そこで、目が覚めた。殺し屋だった。昨日の晩から付け狙われている。ただ、狙いはどうやら、記憶の中の過去のようだ。再び寝れば、また、奴らがやってくる。過去を消しに来たのだ。殺し屋は、どこから来たのか。いや、他から来たのではない。自分の中で、自分が雇ったのだ。ということは、殺し屋と、逃げてる自分は、同一なのか?わからない。消えてほしい記憶はあるが、それを殺してほしいとは、依頼はしてないはずだ。いや、殺し屋が消せば、記憶も消えるのだろうか。単なる妄想か?黒い服の男たち、黒いサングラスもしていた。本当に、消したい記憶だけが、殺されて消えるのか。消したくないものまで、消されかねない恐怖を感じる。私という存在まで、本当に消されかねない。またしても、今夜あの、二人組が、現れたとき、私は・・・
その他
公開:19/11/09 21:46

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