フライドチキン
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「はじめまして。フィンランドから来たアイリです」
彼女は流暢な日本語で、私達に笑顔で挨拶をした。このシェアハウスでは日本人の私、アメリカ人のリサ、イタリア人のアンナが暮らしており、彼女は新しい同居人だ。
「アイリは何処出身なの?」
「ハメーンリンナって所です」
「ハメ城があるところよね」
「よくご存じですね!」
「お城があるなんて素敵ね」
三人とも日本語で会話しており、目を瞑れば、日本人同士の会話にしか聞こえないくらい流暢だ。
「あ、そうだ。カナ、今日は夕食何にするの?」
リサが私に問いかける。食事は曜日によって分担していて、今日は私の担当だった。
「チキン料理の予定だよ」
私がそういうと、突然アイリがクスクスと笑い始めた。三人とも目が点になり、ぽかんとしていると、アイリがこう言った。
「フィンランド語で、鶏肉はカナって言うのよ」
三人共、"私"の唐揚げは美味しかったそうだ。
彼女は流暢な日本語で、私達に笑顔で挨拶をした。このシェアハウスでは日本人の私、アメリカ人のリサ、イタリア人のアンナが暮らしており、彼女は新しい同居人だ。
「アイリは何処出身なの?」
「ハメーンリンナって所です」
「ハメ城があるところよね」
「よくご存じですね!」
「お城があるなんて素敵ね」
三人とも日本語で会話しており、目を瞑れば、日本人同士の会話にしか聞こえないくらい流暢だ。
「あ、そうだ。カナ、今日は夕食何にするの?」
リサが私に問いかける。食事は曜日によって分担していて、今日は私の担当だった。
「チキン料理の予定だよ」
私がそういうと、突然アイリがクスクスと笑い始めた。三人とも目が点になり、ぽかんとしていると、アイリがこう言った。
「フィンランド語で、鶏肉はカナって言うのよ」
三人共、"私"の唐揚げは美味しかったそうだ。
その他
公開:19/11/10 21:00
スポンジになりたい社会人です。
なんでも吸収し、自分のものにしていきます。
衝撃を与えられても、壊れず、強く生きていき
ます。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
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