オオカミが出たぞー!

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「オオカミが出たぞー!オオカミが出たぞー!」
と、俺は大声で叫んだ。
しばらくすると、村の人々が駆けつけた。
「オオカミはどこだッ!?」
「俺だよ、俺」
心配そうな顔をした村人たちの前で、俺は自分の逞しい肉体を見せつけた。
「えっ?」
「この大きな肉体、鋭い牙、どこからどう見てもオオカミだろぉ?」
村人たちは、なぜか薄ら笑いを浮かべて去っていった。
くそッ、なんて連中だッ!
俺さまはこんなにも鋭い牙を持っているというのに、誰も認めようとしやがらん。

「オオカミが出たぞー!オオカミが出たぞー!」
数日後、俺はまた大声で叫んだ。
今度は村の数人が集まってきたが、やはり俺の姿をみると薄ら笑いを浮かべて去っていった。
畜生、畜生、畜生ッ!
誰が何と言っても俺はオオカミだ!
自分のことは自分が一番よく分かってるんだ!

俺は星空に向ってひと声吠えた。
「ワォーーーーーーーーーーーーーーーーーン!」
青春
公開:19/11/10 15:43

渋谷獏( 東京にいるけっどカンサイジ〜ン♪ )

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