わたしをくるむもの

0
4

現在、私は暗く長い洞窟を探検している。
「おっ、明かりが見えるぞ」
私は駆け足で洞窟の外へ向かって走った
ヘックシュン
突然、突風が起こり、私は洞窟の外へ飛ばされた。
「ふ~、危ない所だった」
私は辛うじて崖の切れ目に引っ掛かった
「この後、どうすればいいんだ」
私が悩んでいると崖の下から白い羽衣が静かに上がって来た。
「おお、これは神の救いに違いない」
私は崖の切れ目から白い羽衣に向かってダイブした。
バサァ~
私はなんとか羽衣の上に着地した。
「ふ~、助かった」
そう思っていたのも束の間、その羽衣は私をくるみ始めたのだ。
「しまった。トラップだったか」
油断していた私は羽衣に丸め込まれ、大きな大穴に飛ばされた。
ガコーン
「しまった。外れたかぁ。母さん、それをゴミ箱に入れてよ」
「タカシ、あんたの方が近いんだから自分で拾って入れなさい」
「仕方ない、炬燵から出るとするか。う~、寒い」
公開:19/11/10 12:23

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容