子供のせいにしたから子供に判断を委ねてみた

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「3歳の長男が弟をエアガンで撃ちました」
俺は裁判でもそう証言した。勿論嘘である。
俺の証言を聞き、裁判長は隣にいる小さな子供に耳打ちする。あの子は何だ?
「この子は儂の孫でな。将来裁判官になりたいというから連れてきた」
「はぁ…」
気の抜けた返事をする。どうでもいい。
「でな、今回は子供がやった事件ということで、儂もこの子に判決を委ねようと思う。坊や、あの男の罪はどうする?」
「しけい!」
子供は無邪気に叫んだ。
「判決・死刑」
「ちょっと待て!」
裁判長の判決に俺は意見した。こんなバカな事があってたまるか!
「坊や、さすがに死刑はやりすぎだ」
「じゃあ、ちょーえきさんびゃくねん!」
「俺はアメリカの極悪囚か!」
このやり取りはまるでコントだ。弁護士、何とかしてくれ!
弁護士もいつの間にか子供に変わっていた。
「判決・懲役300年」
こうして俺は子供に罪を着せたが故に服役する事となった…
公開:19/11/08 18:12
更新:19/11/09 18:29

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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