他愛の無い話

「俺の弟、オットセイなんだ。おっとこれは秘密だった」
「それはスネークな話だ。おっと、ヘビーの間違いだ」

「あみだくじ～、あみだくじ～」
「ちょっと、遊んでいないで働いてよ」
「えっ、働いているよ。俺、阿弥陀如来だもん」

「ああ、仮装の衣装が無いわ」
「火葬の衣装？貸そうか」

「これ着ろよ」
「まあ、暖かい」
「俺に会った甲斐はあったかい？」

「あのケチな爺さんが年端も行かない少女に熱を上げているらしいわ」
「あれが最近、よく聞く「五歳業」なのね。怖いわ」