現代版イソップ物語(カラスと狐)

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ある山に狐が住んでおりました
そんなある日、山でボディビル大会が行われました
「38番、肩に小っちゃいジープを乗っけてるのかい」
「5番、よっ、三角チョコパイ、肩がメロンパン」
「3番、防弾チョッキ」
「55番、切れてるよ。切れてる切れてる。ハイ、チーズ」
「25番、上腕二頭筋、仕上がってるよ。ナイスバルク」
「13番、よっ、チョモランマ」
「1番、僧帽筋が歌ってる、叫んでる。撥ねてる。威嚇しているよ」
「46番、肩から足が生えているよ」
「102番、背中の鬼が笑っているよ」
「2番、チョコモナカの皮」

「俺、目を閉じてあの声を聞くと一体、目の前に何があるんだと思うわけよ。分かる、カラスくん」
「分かるよ。分かる分かる。無性に食欲が沸くよね」
「やっぱり、今の時代はマッチョなのかな。その方が女の子にモテるしね」
「私はあの体を見ると無性にムラムラするけど」
「それは君が腐女子だからだよ」
公開:19/11/07 07:16

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