3色シャツの物語

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私の家族4人はいつも物事を悲観的にとらえる。だから赤色のシャツを着ている。ご近所も親戚もみんな赤色のシャツを着ている。中学まではこの世は赤色のシャツの人しか居ないと思っていた。高校生になり青色のシャツを着た彼に驚き恋に落ちた。いつも明るく前向きな彼。一緒にいて楽しくて仕方がない。意を決して私は青色のシャツを着て帰宅した。妹は初めて見る青色のシャツに尊敬の眼差し。母はオロオロ。父は・・「何も知らない奴がわかった風な事を言うな!経験から私は言っているんだ。だから間違いない!」

「青色のシャツを着ていると前向きになれる」と父の前で言ったら返ってきた言葉。
あ〜どうしたらいいの?彼の行動は私を楽しませてくれるし、私もそうなりたいと思った。でも、彼はまだ挫折を知らない。その点、父は経験があり、それで物を言っている。私は、わたしは・・。
複雑な心情。だから、私は、黄色のシャツに袖を通した。
その他
公開:19/11/05 20:02

まりたま

いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。

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