日常のはしっこ
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夜が好きだ。
頭の芯が覚めるような、寒い夜が好きだ。
特に、雨上がりの夜は格別だ。
水捌けの悪いアスファルトの車道が、街灯を浴びながらキラキラと輝いている。
それは砂粒のように細やかな光を放ちながら、一定の間隔で暗がりの奥へ奥へと続いている。
太陽が沈んだモノクロな世界の中、闇の向こう側に溶けこんだ、どこか見知らぬ世界まで誘ってくれるように。
底知れない夜に横たわる、得体の知れないなにかが、日常と乖離してしまったような感覚を教えてくれる。
綺麗でいて汚いような、怖いようで安心するような。
そんな首をかしげたくなる世界が広がる。
そんな夜が好きだ。
頭の芯が覚めるような、寒い夜が好きだ。
特に、雨上がりの夜は格別だ。
水捌けの悪いアスファルトの車道が、街灯を浴びながらキラキラと輝いている。
それは砂粒のように細やかな光を放ちながら、一定の間隔で暗がりの奥へ奥へと続いている。
太陽が沈んだモノクロな世界の中、闇の向こう側に溶けこんだ、どこか見知らぬ世界まで誘ってくれるように。
底知れない夜に横たわる、得体の知れないなにかが、日常と乖離してしまったような感覚を教えてくれる。
綺麗でいて汚いような、怖いようで安心するような。
そんな首をかしげたくなる世界が広がる。
そんな夜が好きだ。
青春
公開:19/10/31 20:49
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