染料役者

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僕は日本で見た歌舞伎に凄く感動しマシタ。
僕も歌舞伎役者になりタイ!僕ハその日ノうちに髪を黒く染め、歌舞伎座へ入団を決めマシタ。
初めハ下積み時代。当然デス。僕はマダ日本語上手く話せナイ。
でもいつか、座長サンみたく舞台の上で皆ヲ感動させる歌舞伎を披露してみせマス。
夢を語る僕ヲ先輩は笑いマシタ。
「お前みたいな染料役者に主役が務まるもんか」
センリョウ役者?OH!知ってマス!優れた技芸・風格を備えタ人気者の事デスネ!
嬉しいデス!先輩、僕の事をそんな風に思ってくれていたんデスネ!最高の誉め言葉ダ!
「ありがとうゴザイマス!僕、頑張って主役をやらせていただきマス」
目を丸くする先輩。僕、何かおかしなこと言いマシタか?
「これはまた、見事な大見得切ったものだ」
座長サン!
「面白れぇ。ロバート、お前今度の舞台上がれ」
「分かりマシタ!染料役者として頑張りマス!」
何故か皆が笑ってくれマシタ。
公開:19/10/29 18:53

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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