一方通行
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僕と彼女と共通の友達の三人で飲みに行った。
お互いに恋人に求めるものはどんなことかということで盛り上がる。
酔いが回るにつれてきわどい発言も多くなっていき、遠慮もなくなってくる。
ついついみんな本音で話しているのか、僕の発言に彼女は「悪かったわね、〇〇で」と拗ねることもあった。
もちろんあくまでも理想に過ぎず、僕は今の彼女が大好きであることには変わりがないし、浮気なんて考えたこともない。
整理したことにより、彼女は気づいてしまった。
理想の恋人は僕ではなくて友達の方がより近いということを。
「乗り換えちゃおっかなぁ」
という発言で一気に酔いは吹っ飛んだ。
そして友達はこう返した。
「ごめん、僕が好きなのは……」
まさかの自分の名前を告げられた。想定外すぎることに焦る。
たしかに彼の理想は男女どちらにも当てはまるような内容だったな──しかし、どうするんだこれ。
お互いに恋人に求めるものはどんなことかということで盛り上がる。
酔いが回るにつれてきわどい発言も多くなっていき、遠慮もなくなってくる。
ついついみんな本音で話しているのか、僕の発言に彼女は「悪かったわね、〇〇で」と拗ねることもあった。
もちろんあくまでも理想に過ぎず、僕は今の彼女が大好きであることには変わりがないし、浮気なんて考えたこともない。
整理したことにより、彼女は気づいてしまった。
理想の恋人は僕ではなくて友達の方がより近いということを。
「乗り換えちゃおっかなぁ」
という発言で一気に酔いは吹っ飛んだ。
そして友達はこう返した。
「ごめん、僕が好きなのは……」
まさかの自分の名前を告げられた。想定外すぎることに焦る。
たしかに彼の理想は男女どちらにも当てはまるような内容だったな──しかし、どうするんだこれ。
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公開:19/10/28 01:42
書いたり描いたりすることが好き。
ただし気分屋でムラがあるからいつも書いたりしているとは限らない。
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