不思議な出会い
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それは、台風一過のある晴れた日の午後のこと。
兄:「ここが君たちの出会ったニンゲンのいるところかい?」
弟:「そうだよ。ボクが身体をなでさせてあげた女の人がいるはずだよ」
妹:「ええ。わたしが草を食べているのをじっと観ていた男の人がいるはず」
「じゃあ、声をかけてみようか」
白黒の子猫は思い切って鳴いてみました。
やがてドアが開き、三匹の兄弟は中へ入って行きました。
部屋の中にいたニンゲンは彼らを観てちょっと驚きましたが、歓迎をして牛乳と牛肉の切れ端をくれました。
ニンゲンたちはちょっと前に、別々に彼らに出会っていたようで、後から話し合ってそれに気がついたようです。
やがて三匹はニンゲンに飼われるようになりました。
ちょっとした事件で、女の子はそこから去ってしまいましたが、残った二匹はそれから20年近くを、そのニンゲンたちといっしょに暮らしましたとさ。
兄:「ここが君たちの出会ったニンゲンのいるところかい?」
弟:「そうだよ。ボクが身体をなでさせてあげた女の人がいるはずだよ」
妹:「ええ。わたしが草を食べているのをじっと観ていた男の人がいるはず」
「じゃあ、声をかけてみようか」
白黒の子猫は思い切って鳴いてみました。
やがてドアが開き、三匹の兄弟は中へ入って行きました。
部屋の中にいたニンゲンは彼らを観てちょっと驚きましたが、歓迎をして牛乳と牛肉の切れ端をくれました。
ニンゲンたちはちょっと前に、別々に彼らに出会っていたようで、後から話し合ってそれに気がついたようです。
やがて三匹はニンゲンに飼われるようになりました。
ちょっとした事件で、女の子はそこから去ってしまいましたが、残った二匹はそれから20年近くを、そのニンゲンたちといっしょに暮らしましたとさ。
ファンタジー
公開:19/10/25 22:29
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猫
実話
武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
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