雨
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こんな雨の日はあの女性を思い出す
あのアメ女の事を
最初に彼女を見かけた時、彼女は周囲の地面に向かってアメをばら撒いていた
「大阪のおばちゃんはアメちゃんが好きやから、ぎょうさん鞄の中に入っているんよ。あんたにも一つ上げるわ」
私は彼女に気になる事を聞いてみた
「さっきから誰にアメをばら撒いているんですか」
「ツチノコ」
次に見かけた時は空中に向かって全力でアメを投げていた
「何に向かって投げているんですか」
「ドラゴン。は~い、ナイスキャッチ」
三度目に見かけた時は舞台の上でアメをばら撒いていた
「今度は何をしているんですか。教えて下さいよ」
「黙っとれ、ボケ!!今、芝居をしているのが分からんのか。殺すぞこら。邪魔すんならケツの穴に手を突っ込んで奥歯をガタガタ言わしたるぞ」
「はぁ~、これが世に云うアメと無知か」
あのアメ女の事を
最初に彼女を見かけた時、彼女は周囲の地面に向かってアメをばら撒いていた
「大阪のおばちゃんはアメちゃんが好きやから、ぎょうさん鞄の中に入っているんよ。あんたにも一つ上げるわ」
私は彼女に気になる事を聞いてみた
「さっきから誰にアメをばら撒いているんですか」
「ツチノコ」
次に見かけた時は空中に向かって全力でアメを投げていた
「何に向かって投げているんですか」
「ドラゴン。は~い、ナイスキャッチ」
三度目に見かけた時は舞台の上でアメをばら撒いていた
「今度は何をしているんですか。教えて下さいよ」
「黙っとれ、ボケ!!今、芝居をしているのが分からんのか。殺すぞこら。邪魔すんならケツの穴に手を突っ込んで奥歯をガタガタ言わしたるぞ」
「はぁ~、これが世に云うアメと無知か」
公開:19/10/25 14:57
更新:19/10/26 09:47
更新:19/10/26 09:47
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