しぶやんち
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しぶやんの部屋に、いつも一人の女性が訪ねた。彼女は部屋の窓越しにQFRONTを見つめていた。まるで誰かを待ってるように。そして数分もすると入り口から交差点に戻った。毎日繰り返した。
「僕に何かできませんか」
彼女に尋ねた。
「あ、いえ……すいません。失礼します」
その日から彼女がしぶやんちに来ることはなかった。
スクランブル交差点を渡る途中、毎日誰かが立ち止まる。そして、しぶやんちのドアを叩き、難しい顔で座り込む。しかし、しぶやんはあの日以来、誰にも話しかけることはなかった。余計なことをしてはいけない。どうせ彼らはすぐに出ていく。
ある日、あのときの彼女を窓越しで見つけた。しぶやんは友達を放っておいて、部屋を飛び出し彼女に駆け寄った。
「あの!」
彼女は驚いた。
「あなたは……?」
「そこに住んでます! よかったら……」
しぶやんが振り向くと、交差点にしぶやんちは無かった。
「僕に何かできませんか」
彼女に尋ねた。
「あ、いえ……すいません。失礼します」
その日から彼女がしぶやんちに来ることはなかった。
スクランブル交差点を渡る途中、毎日誰かが立ち止まる。そして、しぶやんちのドアを叩き、難しい顔で座り込む。しかし、しぶやんはあの日以来、誰にも話しかけることはなかった。余計なことをしてはいけない。どうせ彼らはすぐに出ていく。
ある日、あのときの彼女を窓越しで見つけた。しぶやんは友達を放っておいて、部屋を飛び出し彼女に駆け寄った。
「あの!」
彼女は驚いた。
「あなたは……?」
「そこに住んでます! よかったら……」
しぶやんが振り向くと、交差点にしぶやんちは無かった。
その他
公開:19/10/25 13:58
更新:19/10/25 15:08
更新:19/10/25 15:08
マイペースに書いてきます。
感想いただけると嬉しいです。
100 サクラ
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