「期待」は毒である

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我々人間は、自分の望む事象が叶う可能性が少しでもある時「期待」をする。

この時我々は「叶わない場合」にほとんど目を貸さない。それどころか待つ時間がほどよく長引けば期待ははるかに大きく膨らむ。その望む事象が100%叶うとは限らないのに。

―ついにその時がきて
望む物が叶った場合はただただ嬉しいのみ。少なくとも普段以上には興奮する。その興奮は3日も経てば消えている。

だが、もし叶わなかった場合はただただ辛く、苦しく、今まではなんだったんだとまで考える。少なくとも3日以上はその落胆は消えることはない。

人生において「幸せ>不幸せ」な人間はどこにもいないだろう。例え小さくても誰でも数えきれない苦難があり、時に幸せが訪れる。幸せ>不幸せで一生を終えることは有り得ないのだ。

だが不幸せを少しでも減らしたいのならこの先「最前に最悪を想定」して生きていくべきである。
つまり「期待」は毒なのだ。
その他
公開:19/10/27 00:27
更新:19/10/27 00:32
タメになれば エッセイ 教訓

雲上 晴男

まだ16の子供ですが、どうか暖かい目でご朗読ください。少しでも皆様の心や考え方が動けばと考えて執筆しております。

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