夜明け前に月を眺めて

6
7

夜明け前、南東に傾く月を撮る。旧暦の25日。この日の月には、可哀想なことに名が特にない。日の出までまだ1時間以上。しかし月面を見ると、既に下の方が陽の光に炙られて白い

南天にはオリオン座が高く聳えていた。前日がオリオン座流星群の極大だったので、あわよくば見られるだろうかと思い、雲ひとつない暗い空をずっと見上げた。でも、何も落ちて見えなかった

一気に冬がやって来たのかと思うほどに冷えた。気温が体感では10℃程度だったのではと感じられるほど。夜が明けてから、晴れ渡った虚空を眺め渡して気づく。これは放射冷却が起きたのだろうと。カラッと晴れて寒いからだ

青空は低い仰角高度に至るまで、雲の欠片ひとつ見えない。こんな朝はきっと、あれが透明な空気の向こうに見えていると思い振り向く。案の定、真っ白な姿を遥か遠くから明瞭に晒していた
それは、すっかり雪を被った、実に雄大な富士山の姿。初冠雪だったのだ…
その他
公開:19/10/24 14:41
更新:19/10/27 20:41
富士山

白ねこのため息( あちらこちらにいます )



2019年9月14日から参加いたしました。
しみじみとした後味や不思議な余韻が残る作品を目指しています。
どうぞ宜しく…。
ちなみに、写真は一部を除き、全て自分で撮影したものです。併せてお楽しみ下さい。

【お気軽に各作品の黄色い★をポチって頂けましたら嬉しいです】
☆ブログも更新中。「カツブロ  白ねこのため息」で検索〜‼︎☆
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(作品やコメントによっては、文字数を出来るだけ節約するために、
改行前などの「。」を省略する場合があります。何卒ご了承下さい)
 

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容