パラレル図書館
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広々とした3階建ての図書館。
その名をパラレル図書館という。
どうやって入手しているのかは謎だが、パワレルワールドで販売されている文学を収めている。
男はその場所によく足を運んでいる。
自らも筆を執る男は、やがてパラレル図書館にたどり着いた。
蔵書はとても興味深いものだった。
別の世界と作者は共通していることが多いが、出版している作品は全く違う。
この作家がこんな作品を書くのか。
なるほど、確かにこの作家が書きそうな作品だ。
純粋に本を読むのもいいが、男はこんな楽しみ方をしていた。
パラレル図書館へ通い始めてしばらくが立った頃。
男の作家としての才能が尽きた。
だが、男はさほど動揺していなかった。
このようなことも起きるだろうと、次の手を前々から思いついていたのだ。
男は今日もパラレル図書館へ行く。
別の世界の自分が書いた作品を盗作しに。
その名をパラレル図書館という。
どうやって入手しているのかは謎だが、パワレルワールドで販売されている文学を収めている。
男はその場所によく足を運んでいる。
自らも筆を執る男は、やがてパラレル図書館にたどり着いた。
蔵書はとても興味深いものだった。
別の世界と作者は共通していることが多いが、出版している作品は全く違う。
この作家がこんな作品を書くのか。
なるほど、確かにこの作家が書きそうな作品だ。
純粋に本を読むのもいいが、男はこんな楽しみ方をしていた。
パラレル図書館へ通い始めてしばらくが立った頃。
男の作家としての才能が尽きた。
だが、男はさほど動揺していなかった。
このようなことも起きるだろうと、次の手を前々から思いついていたのだ。
男は今日もパラレル図書館へ行く。
別の世界の自分が書いた作品を盗作しに。
SF
公開:19/10/22 21:35
ショートショートに魅入られて自分でも書いてみようと挑戦しています。
悪口でもちょっとした感想でも、コメントいただけると嬉しいです。
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