ビットバレー

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「オハヨウゴザイマス」
電車でビットバレーの職場へ到着。
自分の席に着いてパソコンを立ち上げる。
「オハヨウ」
続々と社員が集まってくる。
それぞれに淡々と仕事をこなす。
書類の作成、会議、営業。
今日も1日、なんの変哲も無い日常を過ごす。
「メシ、オゴッテヤルヨ」
帰りに先輩から誘いがあったので、喜んでご馳走になる。
「タダイマ」
ボクが玄関の端に立つ。
僕はヘッドセットを外し、玄関へ行き、ボクの肩に充電機を取り付けた。
「おかえり」
ボクの胴体から、先輩が奢ってくれたステーキセットを取り出す。
リビングでテレビを観ながら「うまっ」と舌鼓を打つ。
先輩にお礼をしとかなきゃなと、メールを送る。
「先輩、めっちゃ美味かったです。ご馳走さまでした」
「おぅ。そりゃあ良かった。また奢ってやるよ」
すぐに返事が来た。
さ、肩凝ったし、風呂入って寝よう。
明日も仕事だ。
SF
公開:19/10/21 21:56

ibara_hime

文章を削る練習をしています。
妄想は得意。感想は苦手。   ・・・・・・です。

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