蔦重(つたじゅう)族

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近未来の渋谷では、蔦重族と呼ばれる若者が一世を風靡していた。
江戸時代に活躍した版元で、浮世絵の喜多川歌麿や東洲斎写楽、戯作の山東京伝、狂歌の大田南畝といった花形スターの作品を巧みに売り出し、ヒットメーカーやプロデューサーとして名を馳せた、蔦屋重三郎の肖像画をプリントした蔦重Tシャツがトレードマークなので、そう呼ばれている。
過去の渋谷でも、代々木公園の歩行者天国で竹の子族と呼ばれる若者が闊歩していたが、蔦重族は、その比ではない。
蔦重族は、アートからミュージック、サブカルチャーに至るまで文化の担い手として注目されている。
文化の提供拠点であるSHIBUYA TSUTAYAが蔦重族の聖地であり、また、その前にあるスクランブル交差点は、蔦重族にとって文化交流が行き交う架け橋となっている。
蔦重族は、SNSを駆使して世界へ情報発信しており、今や渋谷は、芸術の都パリと並び文化の都と称されている。
その他
公開:19/10/18 20:01
更新:19/10/18 20:10
渋谷 蔦屋重三郎 アート ミュージック サブカルチャー 文化 SHIBUYA TSUTAYA スクランブル交差点 芸術の都パリ

山田衆三( 東京 )

1975年奈良県生駒市生まれ。奈良市で育ち、大学時代は京都(御所の近く)、大学院時代は湘南(海ではなく山側)で過ごす。
田丸雅智先生の作品に衝撃を受け、通勤中や休日などで創作活動に励む。
『ショートショートガーデン』で初めて自作「ネコカー」(2019年06月13日)を発表。
読んでくださった方の琴線に触れるような作品を紡ぎだすことが目標。

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