渋谷の国のお姫様

5
5

渋谷の国にそれはそれは可愛らしいお姫様がいました。渋谷の国の民からも慕われ、大変に愛されていました。
お姫様は好奇心が旺盛でした。お姫様は時々お忍びで渋谷の街へと下りてきて、お洒落な街や行き交う人びとをこっそり眺めることが唯一の生き甲斐でした。
ある日のことです。お姫さまがお忍びで街を歩いていると、今まで出会ったこともないような美しい青年を見かけました。その時から、お姫さまは食事をしているときも、お風呂に入っているときも、ずっとあの青年のことを考えるようになりました。お姫様の街へいく回数も以前より多くなりました。
お姫様は大変に賢い人でしたので庶民であるあの青年と決して結ばれないことはよく理解していました。
お姫様はもっと街が美しくなればあの青年のことを忘れられると考えました。そこから、お姫様は日夜より良い街作りに取り組みました。ですから、渋谷の国の街並みはとても美しいのです。
ファンタジー
公開:19/10/18 13:03

髙嶋竜平( 地球 )

よろしくお願いします!

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容