2
4
その透き通るような白い肌が好きで
その淡い声が好きで
その三白眼が好きで
その3分の2くらい赤くなってる耳が好きで
その横顔が好きで
好きだから嫌だったんです
私には無い「その」は
私にとって憎しみと妬みのミルフィーユみたいなもので
だからフォークを刺したんです
ミルフィーユにフォークを刺したら案の定ぐちゃぐちゃになっちゃって
どんどん溶けてくるんです
どんどん崩れていくんです
ぐちゃぐちゃのべちゃべちゃ
この赫赫の頬が嫌いで
この奇声が嫌いで
この上目遣いが嫌いで
この3分の1くらい白い耳が嫌いで
この正面が嫌いで
嫌だったから好きだったの間違いでした
好きな「その」は嫌いな「この」だと知ったから
その淡い声が好きで
その三白眼が好きで
その3分の2くらい赤くなってる耳が好きで
その横顔が好きで
好きだから嫌だったんです
私には無い「その」は
私にとって憎しみと妬みのミルフィーユみたいなもので
だからフォークを刺したんです
ミルフィーユにフォークを刺したら案の定ぐちゃぐちゃになっちゃって
どんどん溶けてくるんです
どんどん崩れていくんです
ぐちゃぐちゃのべちゃべちゃ
この赫赫の頬が嫌いで
この奇声が嫌いで
この上目遣いが嫌いで
この3分の1くらい白い耳が嫌いで
この正面が嫌いで
嫌だったから好きだったの間違いでした
好きな「その」は嫌いな「この」だと知ったから
青春
公開:19/10/18 02:02
更新:19/10/18 02:05
更新:19/10/18 02:05
ログインするとコメントを投稿できます