ミライ・モニター
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気が付くと、知らない街並みに立っていた。辺りが暗い。人の気配がない。
なぜここに居るのか全く分からなかった。現実離れした肌寒さだけは感じる。あれ?何してたんだっけ。確か飲み会が終わった後家に帰って来て寝たんだったかな?何も覚えてない。
突然、風と耳をつんざく様な悲鳴とともに羽音が響いた。巨大な複眼と翅を持った二足歩行のトンボが僕を追いかけてきていた。
喰われる。直感的に感じた僕は逃げ出していた。誰もいない路地裏を蹴って、どこまでもどこまでも逃げた。羽音がどんどん大きくなる。どうやら何体もいるらしい。逃げる。音はだんだん大きくなり、ついに四方八方から割れんばかりの羽音が響いた。それでも逃げ続けた。後ろを振り向くと、僕を見つめる複眼に覆われて後ろが見えない!
追いつかれて、瞬間腹から下が切り裂かれ、貪られた。僕の下半身に蛆のようにトンボが集まっていた。
目覚ましの音。
夢か。
なぜここに居るのか全く分からなかった。現実離れした肌寒さだけは感じる。あれ?何してたんだっけ。確か飲み会が終わった後家に帰って来て寝たんだったかな?何も覚えてない。
突然、風と耳をつんざく様な悲鳴とともに羽音が響いた。巨大な複眼と翅を持った二足歩行のトンボが僕を追いかけてきていた。
喰われる。直感的に感じた僕は逃げ出していた。誰もいない路地裏を蹴って、どこまでもどこまでも逃げた。羽音がどんどん大きくなる。どうやら何体もいるらしい。逃げる。音はだんだん大きくなり、ついに四方八方から割れんばかりの羽音が響いた。それでも逃げ続けた。後ろを振り向くと、僕を見つめる複眼に覆われて後ろが見えない!
追いつかれて、瞬間腹から下が切り裂かれ、貪られた。僕の下半身に蛆のようにトンボが集まっていた。
目覚ましの音。
夢か。
SF
公開:19/10/16 18:07
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