渋谷
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「おい、渋谷。焼きそばパン買って来い」
「はい、ただいま」
「すいません、先輩。焼きそばパン売り切れでした。代わりにスクランブルエッグパンを買ってきました」
「おいおい、渋谷。誰がスクランブルエッグパンを買って来いと言った。俺は黄身が嫌いなんだよ」
「えっ、先輩、僕の事、嫌いだったんですか。それならもっと早く言ってくれれば良かったのに。そっか、そっか、先輩は無理して僕と仲良くしていたんですね」
「はっ、ちょっと待て。誰もそんなことを言っていないぞ」
「先輩、言い訳なんて見苦しいですよ。だって、さっき、「君が嫌いだ」って言ったじゃないですか」
「ふっ、はははは。渋谷、お前、馬鹿だな。俺は卵が嫌いだって言ったんだ。やれやれ、俺も焼きが回ったもんだ。後輩を困らせてしまうなんてな。でも、そんなお前も好きだぜ。だから、渋谷、お前はいつまでも俺の側にいろ」
「先輩がそんな事を言うなんて気味が悪い」
「はい、ただいま」
「すいません、先輩。焼きそばパン売り切れでした。代わりにスクランブルエッグパンを買ってきました」
「おいおい、渋谷。誰がスクランブルエッグパンを買って来いと言った。俺は黄身が嫌いなんだよ」
「えっ、先輩、僕の事、嫌いだったんですか。それならもっと早く言ってくれれば良かったのに。そっか、そっか、先輩は無理して僕と仲良くしていたんですね」
「はっ、ちょっと待て。誰もそんなことを言っていないぞ」
「先輩、言い訳なんて見苦しいですよ。だって、さっき、「君が嫌いだ」って言ったじゃないですか」
「ふっ、はははは。渋谷、お前、馬鹿だな。俺は卵が嫌いだって言ったんだ。やれやれ、俺も焼きが回ったもんだ。後輩を困らせてしまうなんてな。でも、そんなお前も好きだぜ。だから、渋谷、お前はいつまでも俺の側にいろ」
「先輩がそんな事を言うなんて気味が悪い」
公開:19/10/16 16:35
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