でっかいパンツ

初めて出向いた欧米式スーパー。ユニークなものから日本人向けではない大量の食材まで多岐にわたる商品の数々に圧倒された。

そこで出会ったのは娘用の小さい小さい布パンツ。
某有名キャラクターの布パンツである。内容量は１ダース。値段もお得。綿も悪くない。カートに入れて購入し、帰宅して試しに一枚履いてもらうことにした。

「ママ」
「何？」
「でっかい」
「あらまあ」

ウエストが少しだけ緩いのはまだいいとしても、太ももがぶかぶかなのはなぜだ。
まて、あそこは欧米式スーパーマーケット。子どものサイズもスケールが違うのか。

「ふむ」
「でっかいぱんつ！」
「そうだね」
「でっかいぱんつ！！」
「でもぶかぶか」
「でっかいぱんつ！！！」

娘はキャッキャと喜んで「鬼のパンツ」を歌いだした。
ウエストあたりを両手で持ち、落ちないように履いている。
まあお気に入りならいいか。就寝用パンツとして使おう。