非のない所に煙は立たぬが湯気は立つ

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今日の話である。車で移動中、横断歩道を自転車の後輪を持ち上げて運んでいるおばさんを見かけた。
私は横断歩道の手前で止まり、おばさんが行き過ぎるのを待った。その時だ。
車の後ろから猛スピードで自転車が突っ込んできた。その自転車の主はおばさんに自転車の鍵を渡すと、私を睨みつけた。そして、恫喝を始めた。
私がおばさんをはねたとでも思っているのか?とんだ勘違いだ。
しかし相手は話が通じそうにない。見るからにヤバい人だ。
私は車に鍵をかけ、前だけを見据えた。幸い、私の車にはドライブレコーダーが搭載してある。警察を呼んで、いくらでも説明しよう。
おばさんがヤバい人に「道を譲ってもらっただけだから!」と大声で言った。
ヤバい人は「早くどっかいかんかボケカス!」と怒鳴った。
私は言葉通りそこから離れた。

今思えばあれは新手の当たり屋なのではないかと思う。
何はともあれドライブレコーダーがあって良かった。
公開:19/10/15 18:41

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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