木目猫の節穴
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今日も残業を終え、家に帰る。リビングで寝ている茶虎の猫のお腹に顔を埋めた。
茶虎は迷惑そうに唸るがそんなの知ったことか。お前の餌のために働いているんだぞ。
ノミがぴょんと飛べばそれを空中でキャッチし、「そろそろ洗わなきゃ…」と呟く。
ふと、猫のお腹に穴が開いてあることに気付いた。
前々からこの茶虎、模様が虎というより木目みたいだって思っていた。木目猫の節穴だ。
何気なく節穴に手を伸ばすと私の体はするっと穴の中に吸い込まれた。
ぽんっ!と転がり出ると私の体は猫になっていた。ニャにこれ!
鏡を見るとお世辞にも綺麗とは言えない猫がそこにいた。
もう…夢ならもうちょっと高級感のある猫にしてよ…
私はやり直すために近くにいた木目調の猫の節穴に勢いよく飛び込んだ。
勢いよく飛び込みすぎたようだ。ぽんっ!と出ると私の体は空高く飛んでいた。
その体が何かに掴まれた。
「そろそろ洗わなきゃ…」
ぷちっ!
茶虎は迷惑そうに唸るがそんなの知ったことか。お前の餌のために働いているんだぞ。
ノミがぴょんと飛べばそれを空中でキャッチし、「そろそろ洗わなきゃ…」と呟く。
ふと、猫のお腹に穴が開いてあることに気付いた。
前々からこの茶虎、模様が虎というより木目みたいだって思っていた。木目猫の節穴だ。
何気なく節穴に手を伸ばすと私の体はするっと穴の中に吸い込まれた。
ぽんっ!と転がり出ると私の体は猫になっていた。ニャにこれ!
鏡を見るとお世辞にも綺麗とは言えない猫がそこにいた。
もう…夢ならもうちょっと高級感のある猫にしてよ…
私はやり直すために近くにいた木目調の猫の節穴に勢いよく飛び込んだ。
勢いよく飛び込みすぎたようだ。ぽんっ!と出ると私の体は空高く飛んでいた。
その体が何かに掴まれた。
「そろそろ洗わなきゃ…」
ぷちっ!
ホラー
公開:19/10/12 19:28
元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。
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