夢と現実
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子供の頃、初めて補助輪無しの自転車に乗れた時、自分の世界が大きく広がった気がした。それこそどこにでも行けると思った。夢がどこまでも実現可能だと妄想が膨らんだことだった。
しかし、ちょっと成長したら、実際には体力の限界があったり、自転車では通れない場所もあったり、食事やトイレ、宿の問題もあったりして、どこにでも行けるわけではないことや限界があることを思い知らされるようになった。
今、僕は「魔法のランプ」を手に入れたんだが、はたしてどうしようかと悩んでいる。3つの願いが叶うとして、たとえば家を出してもらったら、それはやはり固定資産税の対象になるのか? 自宅警備システムを導入しなくてはならなくなるのか? その費用は自分で出さなくてはならないのか? などなど考えてしまうのだ。もちろん「使っても減らないお金」を望むこともできるだろうが、それって所得税はどうなるのかね? 夢は広がらない。
しかし、ちょっと成長したら、実際には体力の限界があったり、自転車では通れない場所もあったり、食事やトイレ、宿の問題もあったりして、どこにでも行けるわけではないことや限界があることを思い知らされるようになった。
今、僕は「魔法のランプ」を手に入れたんだが、はたしてどうしようかと悩んでいる。3つの願いが叶うとして、たとえば家を出してもらったら、それはやはり固定資産税の対象になるのか? 自宅警備システムを導入しなくてはならなくなるのか? その費用は自分で出さなくてはならないのか? などなど考えてしまうのだ。もちろん「使っても減らないお金」を望むこともできるだろうが、それって所得税はどうなるのかね? 夢は広がらない。
ファンタジー
公開:19/10/11 15:42
更新:19/11/26 19:21
更新:19/11/26 19:21
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オオカミの自信作
武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
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