ブーケトス辞令
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課長のアユミさんがイギリスに転勤になったのは半年前。転勤して3ヶ月で、現地のマネージャと仲良くなり、あれよあれよといううちに結婚することになった。
式はイギリスでするということだったが、アユミさんからパーティの招待状が届いた。
会場はイギリス、ではなく、日本のブライダルハウス。入ってみると中はパーティ会場そのもの。一番前、新郎新婦が座るはずのところに大きなスクリーンが吊るされている。そのスクリーンに幸せそうなアユミさんとダーリンが映っていた。そう日本とイギリスがSkypeで繋がっていたのだ。
パーティが進み、ブーケトスの時間になった。ブーケ受取り希望者に渡されたのはVRのゴーグル。ゴーグルをかぶってブーケトスの瞬間を待つ。
投げた!
うわ、本当にブーケが飛んできているみたい。ストン。なんとブーケは私の手の中に落ちた。
「おめでとう」アユミさんが微笑む。
「次の転勤者はあなたです」
式はイギリスでするということだったが、アユミさんからパーティの招待状が届いた。
会場はイギリス、ではなく、日本のブライダルハウス。入ってみると中はパーティ会場そのもの。一番前、新郎新婦が座るはずのところに大きなスクリーンが吊るされている。そのスクリーンに幸せそうなアユミさんとダーリンが映っていた。そう日本とイギリスがSkypeで繋がっていたのだ。
パーティが進み、ブーケトスの時間になった。ブーケ受取り希望者に渡されたのはVRのゴーグル。ゴーグルをかぶってブーケトスの瞬間を待つ。
投げた!
うわ、本当にブーケが飛んできているみたい。ストン。なんとブーケは私の手の中に落ちた。
「おめでとう」アユミさんが微笑む。
「次の転勤者はあなたです」
その他
公開:19/06/29 19:12
更新:19/06/29 19:16
更新:19/06/29 19:16
スクー
上司からの電話ブーケトス
文章を書くのが大好きです。
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