メガネとファッション

私はファッションの最前線、メガネ国に来ている。
この国はありとあらゆるファッションに精通しており、大人から子供まで皆がオシャレである。
老若男女、太っている人も痩せている人も皆自分に合った着こなしでとてもカッコイイ。
私もこの国でファッションを学ぶぞ！
意気込む私を空港の警備員が止めた。
「この国ではメガネの着用が必須です」
ああそうだった。この国はその名の通り、全国民がメガネをかけている。
郷に入っては郷に従え。私もメガネをかけ、空港を出た。
とりあえずは食事だ。オシャレなカフェに入り、オシャレな食事を取る。
太陽がまぶしい…私はメガネを取った。
すると周りから悲鳴が上がり、私は警察に捕まった。何で？
「君！人前で裸眼を晒すとはとんだ変態だな！露出狂か？」
警察の取り調べに私はこの国で裸眼は裸と同じと教えられた。
ファッションありきのメガネではなく、メガネありきのファッションだったのか…