夏に降る雪、お見せします

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「夏に降る雪」
「異常気象による季節の逆転?」
「いえいえ、そうじゃありません」
「ほんのお遊びさ」
古い幻灯機に映る景色。
夏の暑さを掃う行事。
少ない子供たちが手伝って紙を千切る。
祭りの日。
夜になると、上空のタクシーから紙を流す。
それが風に乗って吹雪になる。
「そんな姿を見たくありませんか?」
「100年後、あなたが生きているなら、
私達が招待します」
2119年、あなたの子孫より。
手紙は、机の引き出しから出てきた。
「生きていたならか、夢みたいな話だな」
そう思って、お受けする返事の手紙を書いた。
紙が髪とながれる甘味処。
意味不明な言葉を並べて、いつかの楽しみを待っている。
SF
公開:19/06/26 21:53

小脇 進( 埼玉県 )

小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。

「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
                                                                               
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。

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