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莉音が苦しそうに胸に手を当てていた。
「莉音、大丈夫か!?」
莉音は激痛に襲われているはずだった。しかし、心配する僕に莉音は冷ややかな視線を返した。
「おいこらテツ、私の頭がおかしくなったと思ってるわけ?」
「そうじゃない。体は痛くないのか?」
「ドキドキしてるわ。おまけに足も震えてるわ。文句あんのか!」
「平気なのか?」
「平気なわけあるかバカ!告って、そんな返しされたらヘコむわよ!」
へなへなと力が抜けた。幼馴染届の呪いは莉音には関係なかったらしい。
僕は莉音に呪いのことを話した。
「呪いなんてあるわけないじゃない。テツは少女マンガのヒロインか」
そんなバカな。あの激痛はただのドキドキじゃなかった。それに莉音がピンチの時に体が痺れた説明がつかない。
でも、確かに呪いは消えていた。
「で、テツはどうなの?」
そんなの決まってる。
僕は大きく息を吸って叫んだ。
「俺は莉音が大好きだー!」
「莉音、大丈夫か!?」
莉音は激痛に襲われているはずだった。しかし、心配する僕に莉音は冷ややかな視線を返した。
「おいこらテツ、私の頭がおかしくなったと思ってるわけ?」
「そうじゃない。体は痛くないのか?」
「ドキドキしてるわ。おまけに足も震えてるわ。文句あんのか!」
「平気なのか?」
「平気なわけあるかバカ!告って、そんな返しされたらヘコむわよ!」
へなへなと力が抜けた。幼馴染届の呪いは莉音には関係なかったらしい。
僕は莉音に呪いのことを話した。
「呪いなんてあるわけないじゃない。テツは少女マンガのヒロインか」
そんなバカな。あの激痛はただのドキドキじゃなかった。それに莉音がピンチの時に体が痺れた説明がつかない。
でも、確かに呪いは消えていた。
「で、テツはどうなの?」
そんなの決まってる。
僕は大きく息を吸って叫んだ。
「俺は莉音が大好きだー!」
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公開:19/06/24 23:00
更新:19/07/16 10:39
更新:19/07/16 10:39
スクー
幼馴染届
完結
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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