ひとつの流星

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テレビに映る黒い画面。
機械の電源。
起動ボタンを押す。
画面が白く光る。
星が空から降る。
タイトルクレジット。
スタートの表示を選ぶ。
疾走感のあるオーケストラ。
レースが始まる。
険しい山道を駆け抜ける。
カーブを曲がる。
一台が転落した。
「あー、くそっ」
叫ぶ隣のプレーヤー。
トップを競う二台の車。
ゴール目前。
コントローラを強く握った。
が、突然画面が消える。
横を見て、顔を上げる。
鬼のような顔をした母親がいた。
「あんた達、早く寝なさい」
渋々ゲーム機を片付ける。
そして眠りに就くのだ。
「いやー、なっつかしいな」
二人、居酒屋のカウンター席で
酒を飲む。
「あの時のお前の母親、怖かったなあ」
友達が笑いながら語る。
思い出は懐かしい。
母親に叱られ、
宿題もせずにゲームに熱中。
そして、大人になった今。
「早く寝なさい」
そう叱られることもなくなって
酒を飲み交わす。
青春
公開:19/06/24 18:32

小脇 進( 埼玉県 )

小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。

「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
                                                                               
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。

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