かぶりに関する考察

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「被り物」には一種の愛嬌を感じさせる効果があることは否定できないが元来被り物とはある役割を演じる「面」や「仮面」の抽象物または派生物であって「面」が持つ機能と制約すなわち役割の共通認識を土台に早期の役割理解を助ける一方で役割の記号化と人格の平面化を生じさせ本来の性質の理解を損ねるのみならず着用者と役割を混同し平面化された人格を強制する懼れもあるところは「被り物」にも継承されることになりこの点で「猫かぶり」はまさに猫本来の性質の多様性とは乖離した「かわいさ」という一面のみを強調した単語であり記号と認識されていると断じざるを得ず「猫かぶり」の一部を先鋭化させ他を捨象した「ネコミミ」において記号は記号としてにょみ存在し当該にゃんこや装着者の本質とは無縁にゃ役割を強制するにゃんと理解すれば卒論真っ最中に「ネコミミ」つけられてもチキン美味そうにゃんじゃなくクリパに出てる暇はニャイんだってばー。
青春
公開:19/06/25 18:04
更新:19/07/05 17:27

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