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ステージの上で
輝くあいつとあいつの熱狂的なファン達を置いて
孤独の中に帰る。
かってはゼロ距離だった俺たちの距離は
もはや月と地球ほど離れてしまった。
おれはまさにすっぽん。いや、カエルか。
ニキビだらけの顔をペンダコやイボでカサカサになった
手でかいて苦笑する。
四畳半の狭い部屋に書きかけの原稿とくしゃくしゃに丸めた紙
が所せましと散らかっている。
俺もいつか輝くときが来るのだろうか。
出版社に原稿を送っては断られるのも数十回。
食事を一日一回に減らしてなんとか食いつなぐ
不安と恐怖に押しつぶされるのを振り払うように
原稿に向かった。
――まだ起きているのか。
見上げた先には机に向かいしきりに手を動かす影が見える。
手に持ったパンパンに膨れた封筒をそっとポストに入れた。
いじめっ子に、時には親に壁となって前に立ちはだかってくれた
雄姿は今も覚えている。
今度は僕の番だね。
輝くあいつとあいつの熱狂的なファン達を置いて
孤独の中に帰る。
かってはゼロ距離だった俺たちの距離は
もはや月と地球ほど離れてしまった。
おれはまさにすっぽん。いや、カエルか。
ニキビだらけの顔をペンダコやイボでカサカサになった
手でかいて苦笑する。
四畳半の狭い部屋に書きかけの原稿とくしゃくしゃに丸めた紙
が所せましと散らかっている。
俺もいつか輝くときが来るのだろうか。
出版社に原稿を送っては断られるのも数十回。
食事を一日一回に減らしてなんとか食いつなぐ
不安と恐怖に押しつぶされるのを振り払うように
原稿に向かった。
――まだ起きているのか。
見上げた先には机に向かいしきりに手を動かす影が見える。
手に持ったパンパンに膨れた封筒をそっとポストに入れた。
いじめっ子に、時には親に壁となって前に立ちはだかってくれた
雄姿は今も覚えている。
今度は僕の番だね。
その他
公開:19/06/23 13:38
更新:19/06/23 13:47
更新:19/06/23 13:47
ぼちぼちやっていこうと思います。
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