2
5
「彼氏はどんな人なんだ?」
「頭の回転が速い人だよ」
「地頭が良いのはいいことだ」
「そういう意味じゃないんだけど……会ってみる?」
娘がそんなことを言うのは初めてなので驚いた
「紹介できるのか?」
「もちろん」
彼女は電話をかけ出した
「仕事の時間だろう?」
「外回りで近くにいるみたい」
しばらくすると空から声が聞こえた
「マドカさ〜ん」
私は驚いた
そこには首から上を回転させている男が飛んでいたのだ
「言ったでしょ、頭の回転速いって」
「高いところからすみません。娘さんとお付き合いさせてもらっている田中です」
「え、飛んで……」
「ヘリの原理です。重力より揚力を大きくすればいいんです」
納得できるわけがない
空を飛んでいるのだ
「すぐに降ります!」
男はそう言い、回転を止めた
あっ
だめだ
墜落する
瞬間、彼は地面に突き刺さった
「彼ね、頭の回転は早いけど足は棒なの」
「頭の回転が速い人だよ」
「地頭が良いのはいいことだ」
「そういう意味じゃないんだけど……会ってみる?」
娘がそんなことを言うのは初めてなので驚いた
「紹介できるのか?」
「もちろん」
彼女は電話をかけ出した
「仕事の時間だろう?」
「外回りで近くにいるみたい」
しばらくすると空から声が聞こえた
「マドカさ〜ん」
私は驚いた
そこには首から上を回転させている男が飛んでいたのだ
「言ったでしょ、頭の回転速いって」
「高いところからすみません。娘さんとお付き合いさせてもらっている田中です」
「え、飛んで……」
「ヘリの原理です。重力より揚力を大きくすればいいんです」
納得できるわけがない
空を飛んでいるのだ
「すぐに降ります!」
男はそう言い、回転を止めた
あっ
だめだ
墜落する
瞬間、彼は地面に突き刺さった
「彼ね、頭の回転は早いけど足は棒なの」
ファンタジー
公開:19/06/24 05:20
ここで全てを生み出しています。
最近のSSGのレベルの高さに驚愕しております。
https://twitter.com/fabian_westwood
https://note.com/fabian
ログインするとコメントを投稿できます