繰り広げる

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私は多くの運命の糸に縛られている。
子供の時は大人から期待という糸を感じるだけだった。それが大人になるにつれ、糸の数は増えていった。
糸は意図。意図が見える私はその期待に応えようとし、その糸に雁字搦めにされてしまった…
もう一歩も動けない…立ち止まった私を助けてくれたのは仲間だった。
私に絡みついた意図を一本一本丁寧に解き始めた。
「大丈夫だよ」「心配ないよ」
その言葉に、どれだけ私は絆されただろう。私は仲間の大切さを糸に教えられた。
私の手元には多くの糸が残っている。私はこれで仲間達に恩返しをしようと思った。
手袋、マフラー、鍋敷き、鍋掴み。温かくして、風邪を引かないで、いつも料理ありがとう、料理中手を火傷しないでね。そんな意図を込めた。

マフラーを渡した彼が私に指輪をくれた。
マフラーには「アイラブユー」の文字。
彼は私の意図を汲んでくれたようだ。
これからは二人で糸を紡いでいこう。
公開:19/06/21 18:37

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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