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友人から仕事を手伝って欲しいと言われ呼ばれた建物には、大きな看板に「にゃん力発電館」と書かれていた。見学無料らしく、小学生や家族連れで賑わっていた。
「よく来てくれたね」
館長の友人に案内されて見学者通路に入ると、ガラスの向こうで沢山の猫達が楽しそうに床をふみふみしていた。
「あのふみふみしてるマットで発電する仕組みなのさ」
「猫を働かせているのか?」
「野良猫と交渉してね。寝床と食事を提供する代償として、発電に協力してもらってる」
「凄いなぁ」
「野良猫の平均寿命は家猫の半分にも満たないって知ってるかい?これは僕と野良猫にとってニャンニャン、いやウィンウィンの関係なのさ」
通路の奥には売店があり、グッズの売れ行きも好評らしい。発電マットが通路にも敷かれているのが抜け目ない。
「それで僕は何をすればいいの?」
友人が困った顔で微笑む。
「実は僕、猫アレルギーでさ。猫の世話を頼みたいんだ」
「よく来てくれたね」
館長の友人に案内されて見学者通路に入ると、ガラスの向こうで沢山の猫達が楽しそうに床をふみふみしていた。
「あのふみふみしてるマットで発電する仕組みなのさ」
「猫を働かせているのか?」
「野良猫と交渉してね。寝床と食事を提供する代償として、発電に協力してもらってる」
「凄いなぁ」
「野良猫の平均寿命は家猫の半分にも満たないって知ってるかい?これは僕と野良猫にとってニャンニャン、いやウィンウィンの関係なのさ」
通路の奥には売店があり、グッズの売れ行きも好評らしい。発電マットが通路にも敷かれているのが抜け目ない。
「それで僕は何をすればいいの?」
友人が困った顔で微笑む。
「実は僕、猫アレルギーでさ。猫の世話を頼みたいんだ」
ファンタジー
公開:19/06/20 06:00
更新:19/06/20 05:10
更新:19/06/20 05:10
カリカリ町は猫びより
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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