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「オイオイ、これはどうだ?
写真のモデル・・・
新鮮な魚ありますって!」
「島に行って、観光客を相手にするやつだろ」
「ああ」
「天候が悪ければ客は来ない。
それにあいにく船が苦手でね。
船酔いで一度ひどい目にあったんだ」
「それならしょうがないな。
じゃあこっちはどうだ?
接客業・・・
三食昼寝付き。
天候に左右されませんって」
「カフェで働くやつだろ。
聞いた話だと、容姿端麗が条件みたいなんだよ。
だから面接受けてもたいがい落とされるって。
それにどうも家の中に一日中いるのが苦手でね」
「野良育ちだからな。
じゃあ、こっちも止めとくか?」
「ああ」
「ところで、お前がネットに投稿してるやつ、読んだぜ」
「ああ」
「主人公がいいよな。私でも僕でも俺でもなくて、吾輩だからな」
「ああ」
「じゃあな」
「ああ。
じゃあ、またな」
写真のモデル・・・
新鮮な魚ありますって!」
「島に行って、観光客を相手にするやつだろ」
「ああ」
「天候が悪ければ客は来ない。
それにあいにく船が苦手でね。
船酔いで一度ひどい目にあったんだ」
「それならしょうがないな。
じゃあこっちはどうだ?
接客業・・・
三食昼寝付き。
天候に左右されませんって」
「カフェで働くやつだろ。
聞いた話だと、容姿端麗が条件みたいなんだよ。
だから面接受けてもたいがい落とされるって。
それにどうも家の中に一日中いるのが苦手でね」
「野良育ちだからな。
じゃあ、こっちも止めとくか?」
「ああ」
「ところで、お前がネットに投稿してるやつ、読んだぜ」
「ああ」
「主人公がいいよな。私でも僕でも俺でもなくて、吾輩だからな」
「ああ」
「じゃあな」
「ああ。
じゃあ、またな」
ファンタジー
公開:19/06/16 06:07
更新:19/06/16 06:08
更新:19/06/16 06:08
「ピンクの招待状」にて 第1回izure大賞入賞
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