ロッカーの住人
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会社のお昼休み。作業を終え事務所に帰ってくる従業員。
それぞれが買ってきた弁当や、
家族に作ってもらった弁当を
口にする。
俺はいつも、会社の近くにあるコンビニで弁当を買う。
食べ終わると、いつもの場所で
仮眠をとる。
向かった先は、事務所2階の更衣室。
部屋に入れば、左右壁際に1列
ロッカーが並んでいる。
右奥のロッカーが俺のだ。
鍵を開け確認する。
そして誰も部屋に入ってきていない
事を確認すると、体を中に押し込める。
静かになり、真っ暗で狭い空間に幸せを感じた。
この時間が好きだった。
しかし、ロッカーから出た時、
他にいることに気づいた。
目が合うと、相手は固まっていた。
沈黙があり、
「ごめん」
と言われそそくさと出ていった。
後日。会社で俺の噂が広まった。
俺をロッカーの住人と言って
面白がる。
気まずくなって会社を辞めた。
今も止められそうにない。
でも、幸せなんだ。
それぞれが買ってきた弁当や、
家族に作ってもらった弁当を
口にする。
俺はいつも、会社の近くにあるコンビニで弁当を買う。
食べ終わると、いつもの場所で
仮眠をとる。
向かった先は、事務所2階の更衣室。
部屋に入れば、左右壁際に1列
ロッカーが並んでいる。
右奥のロッカーが俺のだ。
鍵を開け確認する。
そして誰も部屋に入ってきていない
事を確認すると、体を中に押し込める。
静かになり、真っ暗で狭い空間に幸せを感じた。
この時間が好きだった。
しかし、ロッカーから出た時、
他にいることに気づいた。
目が合うと、相手は固まっていた。
沈黙があり、
「ごめん」
と言われそそくさと出ていった。
後日。会社で俺の噂が広まった。
俺をロッカーの住人と言って
面白がる。
気まずくなって会社を辞めた。
今も止められそうにない。
でも、幸せなんだ。
その他
公開:19/06/15 16:13
小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。
「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。
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