そこにある空間
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駅のホームにはしゃいだ子供のような笑顔を見せる若い男が映った看板。
そこに、笑顔を作ろうと添えられたキャッチコピーがあった。
「何が笑顔だ、馬鹿にするな」
と言ってやりたくなるほど、青臭いセリフのように思えた。
職場までは遠い。
都会の中の高層ビル。
エレベーターに一人乗り込んだ。
さっきの事を思いだし、人生で一番笑った日を思い返した。
30階を過ぎた頃、階を示す表示が消えた。
それと同時に、上がる勢いが増した。
ボタンを強く何回も連打すると、
表示は「?」を示し、急停止した。
扉は開く。
出ると、バーだろうか。
薄暗いお店でカウンターがあり、
椅子に座って笑っている男がいる。
初老の黒の帽子を被った男は
こちらに気づくと微笑んで
「まあ、一杯飲みな」
と勧めてきた。
そばにいる薄髭の男性も
「どうぞ」
と言って席を勧めた。
そして私の名前を呼んだ時、
帽子の男は
「ハハハ」
と笑った。
そこに、笑顔を作ろうと添えられたキャッチコピーがあった。
「何が笑顔だ、馬鹿にするな」
と言ってやりたくなるほど、青臭いセリフのように思えた。
職場までは遠い。
都会の中の高層ビル。
エレベーターに一人乗り込んだ。
さっきの事を思いだし、人生で一番笑った日を思い返した。
30階を過ぎた頃、階を示す表示が消えた。
それと同時に、上がる勢いが増した。
ボタンを強く何回も連打すると、
表示は「?」を示し、急停止した。
扉は開く。
出ると、バーだろうか。
薄暗いお店でカウンターがあり、
椅子に座って笑っている男がいる。
初老の黒の帽子を被った男は
こちらに気づくと微笑んで
「まあ、一杯飲みな」
と勧めてきた。
そばにいる薄髭の男性も
「どうぞ」
と言って席を勧めた。
そして私の名前を呼んだ時、
帽子の男は
「ハハハ」
と笑った。
その他
公開:19/06/11 11:09
小脇 進と申します。
まだ小説も、ショートショートも書くのは初心者です。
※最近は詩作を中心に活動しています。
「分かってないなあコイツ」
と思っても、温かく見守っていて下さい。
よろしくお願いします。
2019年5月19日(日)17時55分頃より始めました。
以上です。
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