魅惑の瞳
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「ねえ、これ買ってくれたら結婚してあげる」わたしはショウウインドウを指差す。
半分冗談、半分本気。
わたしの指の先にはキャッツアイの指輪が光っている。
「どれ?」RYOがのぞき込む。
「へえ、綺麗だな。げっ、400万円?ムリムリムリ」
それは指輪が無理ってこと?それともわたしとはムリってこと?
その後も二人はだらだらとつきあい続けた。そんなある日
「あのさ、昔、お前がキャッツアイの指輪をねだったことあっただろ?」
「ん?」
「400万円の。これ買ったら結婚してあげる、って」
「そんなことあったね。覚えてたんだ。」
「今でもさ、400万円のキャッツアイは買えないんだけど」
そう言ってRYOがケージから出してきたのは、瞳が美しい仔猫。
「これで、代わりにならないかな」「二人でこの仔を最上級のキャッツアイにしないか」
まるで、あの指輪のような瞳。
「400万のキャッツアイでお願いします」
半分冗談、半分本気。
わたしの指の先にはキャッツアイの指輪が光っている。
「どれ?」RYOがのぞき込む。
「へえ、綺麗だな。げっ、400万円?ムリムリムリ」
それは指輪が無理ってこと?それともわたしとはムリってこと?
その後も二人はだらだらとつきあい続けた。そんなある日
「あのさ、昔、お前がキャッツアイの指輪をねだったことあっただろ?」
「ん?」
「400万円の。これ買ったら結婚してあげる、って」
「そんなことあったね。覚えてたんだ。」
「今でもさ、400万円のキャッツアイは買えないんだけど」
そう言ってRYOがケージから出してきたのは、瞳が美しい仔猫。
「これで、代わりにならないかな」「二人でこの仔を最上級のキャッツアイにしないか」
まるで、あの指輪のような瞳。
「400万のキャッツアイでお願いします」
その他
公開:19/06/11 10:30
更新:19/06/11 10:56
更新:19/06/11 10:56
文章を書くのが大好きです。
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