良い子は真似しちゃだめだよ
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「年長(トシナガ)さん、総務から電話ですよ」
「またか、はあ。あ、トシナガです。はい、はい、わかっています。はい、必ず」カチャ。
「どうしたんですか?」
「総務から、代休取得の確認。期限が明日なんだ」
「明日って!納期じゃないですか。トシナガさんが休んだらどうなっちゃうんです?!」
「わかってるよ。策は考えてある」
その日の夜、トシナガさんは「じゃ、俺明日代休だから」と言って帰って行った。
翌朝、トシナガさんは出社しなかった。
「どうするんですか、納期なのにトシナガさんが居なくて」
現場は大パニックだった。
そのとき、パソコンが鳴った。
「こんな時にSkype?誰よ」
繋いでみると、アロハシャツにかき氷を持ったトシナガさんだった。
「トシナガさん!」
「どう?このかき氷。インスタ映えするだろ。自慢しようと思って」
ワザとらしく言い訳をするトシナガさんのおかげで、無事納品できたのだった。
「またか、はあ。あ、トシナガです。はい、はい、わかっています。はい、必ず」カチャ。
「どうしたんですか?」
「総務から、代休取得の確認。期限が明日なんだ」
「明日って!納期じゃないですか。トシナガさんが休んだらどうなっちゃうんです?!」
「わかってるよ。策は考えてある」
その日の夜、トシナガさんは「じゃ、俺明日代休だから」と言って帰って行った。
翌朝、トシナガさんは出社しなかった。
「どうするんですか、納期なのにトシナガさんが居なくて」
現場は大パニックだった。
そのとき、パソコンが鳴った。
「こんな時にSkype?誰よ」
繋いでみると、アロハシャツにかき氷を持ったトシナガさんだった。
「トシナガさん!」
「どう?このかき氷。インスタ映えするだろ。自慢しようと思って」
ワザとらしく言い訳をするトシナガさんのおかげで、無事納品できたのだった。
公開:19/06/12 12:14
スクー
年長さんの代休
文章を書くのが大好きです。
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