今は博物館にあるシーツ

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俺が初めて寝た女がいた。
ずっと一緒にいたかった。朝、離れるのが辛かった。
俺の方から口づけをして、仕事へ行く。
仕事中も、ずっと女のことを考えていた。
一緒に食事をすることは無かった。
一緒に出掛けることも無かった。
一緒に夜を明かすだけの関係だった。
俺の一方的な愛情だったのかもしれない。
段々女は擦れていった。
でも、俺はより女のことが好きになった。俺が女を変えた気がした。
俺は何度でも女のことを抱きしめたし、何度でもキスをした。身体中にキスをした。
俺は女に夢中になり過ぎて、仕事をクビになった。
俺は女をさらに増やした。金で買った。大金でも買った。
借金も増えていった。
どの女も、夜だけの関係だった。

やがて、借金の返済が不能になり、俺は破産した。
女たちは資産価値があるということで競売に掛けられ、博物館が競り落とした。

あの女たち、元々は俺の女なんだぜ。
シーツ?
女だろう?
ミステリー・推理
公開:19/06/09 04:03
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undoodnu( カントー地方 )

構成の凝った作品が好きです。
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