6
9
とある世界の深海にエビような女とカニのような男がいました。
ある日、エビ女はカニ男にこう詰め寄りました。
「ねぇねぇ、カニ男」
「どうしたんだい? エビ女」
「私との結婚って前向きに考えてくれてるの?」
「前向きには考えてるさ」
「じゃあ、どうしてずっと平行線なの?」
「わかってくれよエビ女、俺はカニ男、前向きに考えても横向きにしか歩けねぇんだよ」
「そればっかりじゃん。ふん。もうカニ男なんて知らない」
「おいおい、そんなプリプリするなよエビ女。愛してるぜ」
〝チュッ〟
「おいおい、エビ女。茹で上がったみたいに赤くなってんじゃねぇか? ハハハハ」
「うるさい!カニ男だって真っ赤っかじゃないのよ」
「俺はエビ女の事考え過ぎて年中茹で上がってんだよ」
「もう、カニ男ったら」
「まぁ、気長に行こうぜ」
中々〝殻〟を破れない二人の恋の物語——
ある日、エビ女はカニ男にこう詰め寄りました。
「ねぇねぇ、カニ男」
「どうしたんだい? エビ女」
「私との結婚って前向きに考えてくれてるの?」
「前向きには考えてるさ」
「じゃあ、どうしてずっと平行線なの?」
「わかってくれよエビ女、俺はカニ男、前向きに考えても横向きにしか歩けねぇんだよ」
「そればっかりじゃん。ふん。もうカニ男なんて知らない」
「おいおい、そんなプリプリするなよエビ女。愛してるぜ」
〝チュッ〟
「おいおい、エビ女。茹で上がったみたいに赤くなってんじゃねぇか? ハハハハ」
「うるさい!カニ男だって真っ赤っかじゃないのよ」
「俺はエビ女の事考え過ぎて年中茹で上がってんだよ」
「もう、カニ男ったら」
「まぁ、気長に行こうぜ」
中々〝殻〟を破れない二人の恋の物語——
恋愛
公開:19/06/05 23:38
更新:19/06/08 13:38
更新:19/06/08 13:38
多くは語らぬ世の情け、見て感じ取り、考えよ!
次世代喜劇の執筆家、恋するメンチはカツの味!
恋メン劇場いざ、開演!!
ログインするとコメントを投稿できます